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CentOS 7にFTPサーバーをインストール(Proftp)

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今回は、CentOS 7にFTPサーバーのインストールを行いたいと思います。
FTPサーバーにもvsftpdなど種類がありますが、今回は、proftpdをインストールしたいと思います。

まず先にディレクトリにアクセスさせるユーザーを以下のコマンドを使用して作成をしておきましょう!

■ユーザー作成
# useradd ユーザー名

■パスワード設定
# passwd ユーザー名

ここで設定したユーザー名とパスワードは、FTPソフトやドキュメントルートのユーザー設定するので忘れないように必ずメモに控えておいて下さい。

EPELリポジトリからインストール

CentOS7にepelを導入していない場合は、以下のコマンドを使用してepelを導入します。

# yum install epel-release

導入したepelリポジトリからProftpdのインストールを行います。

# yum install --enablerepo=epel proftpd

インストールの途中でインストールしても良いか確認されるので「y」と入力しエンターキーを押します。

完了しました!と表示されたらProftpdはインストールが完了したのでFTPの初期設定を行っていきます。

Proftpdの初期設定

ここからは先ほどインストールしたProftpdの初期設定を行っていきます。
初期設定と言っても変更する箇所は少ないのであっという間に終了します。

Proftpdの設定ファイルは以下の場所に配置されますので、以下のコマンドを入力します。

vi /etc/proftpd.conf

変更する箇所は以下の通りです。

  1. ServerName
  2. ServerAdmin
  3. DefaultRoot ※

1.サーバー名変更
ServerName  ”pc-cafe server”

2.管理者メールアドレスの変更
ServerAdmin  ”root@example.com”

3.FTPでアクセスする際のデフォルトルート(必須ではありません)
#DefaultRoot  ~ !adm //#を先頭につけて無効に設定
DefaultRoot  /var/www/vhosts/example.com/httpdocs pccafe

※赤文字の部分はサーバーによって異なるので、ドキュメントルートとユーザー名を適宜変更して下さい。

FTPサーバーの起動と自動起動設定

初期設定が終わりましたら、FTPサーバーの起動と自動起動設定を行っていきます。
以下のコマンドで実行できます。

■自動起動設定
# systemctl enable proftpd

■起動
# systemctl start proftpd

■起動確認
# systemctl status proftpd

ドキュメントルートの所有権変更とFTPソフトで接続テスト

次に、ドキュメントルートのhttpdocsのディレクトリに先ほど作成したユーザーとグループに変更します。

# chown ユーザー名:グループ名 /var/www/vhosts/example.com/httpdocs

所有権の変更と起動の確認が終わったらFTPソフトを使用して接続できるか確認を行います。
まだドメインの設定などが終わって無くても、IPアドレスで接続が可能なので、FTPソフトのホスト名の箇所は、IPアドレスを指定しましょう。

ホスト名:IPアドレス若しくはドメイン名
ユーザー名:作成したユーザー名
パスワード:作成したユーザーのパスワード
リモートディレクトリ:/

上記の設定が終わったら接続をしてみましょう。
無事に接続が出来たら設定は完了となります。
また接続が出来たら、htmlファイルなどをサーバーに転送を行ってみましょう。

ファイアーウォールの設定

外部からアクセスの場合は、接続できない場合があるのでその際は、ファイアーウォールでFTPの通信許可を行って下さい。

■サービスの追加
# firewall-cmd --add-service=ftp --zone=public --permanent

■追加した設定の読み込み
# firewall-cmd --reload

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