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iOS11から採用されている写真フォーマットHEIFをJPEGに戻すには?

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AppleのiPhone、iPadに搭載されているiOS11から写真のフォーマットがJPEGでなく、新しいフォーマットHEIFという形式になっています。

HEIFは、High Efficiency Image File Formatの略で、写真の圧縮率が非常に高く端末の容量をとても削減できるため非常に有効とされています。拡張子はHEICとなっています。

以下の写真をご覧ください。この写真をJPEGで保存すると1,650KB程度であるのに対して、HEIFで保存すると、760KB程度で保存されます。

圧縮率は非常に高く、きれいな写真のまま効果的にデータを管理できますが、他のアプリケーションで開こうとしても開けない場合があります。この場合、撮影した写真をJPEGに変換するアプリケーションもありますが、そもそも常にJPEGで撮影するように設定を変更できないかという要望もあります。もちろん設定で変更可能です。

まずは「設定」を開きます。

設定項目の一覧の中から「カメラ」を選択します。

次に「フォーマット」をタップします。

フォーマットを「互換性優先」とすることで、写真はJPEGで保存されるようになります。ちなみに動画もAppleの新しいフォーマットで保存されることになりますが、こちらも互換性優先にすることで、H.264という動画で一般的に利用されるフォーマットで保存されるようになります。

互換性優先にすると、もちろん容量が増えてしまいます。クラウドストレージなどをうまく活用することで端末の容量をうまくコントロールする必要がありますが、普段はHEIC形式で保存しておき、必要に応じて切り替えるか、もしくはHEICのコンバータを使って変換して使うなどすることをおすすめいたします。